ここ数年記録的な暑さが続いています。
もはや異常気象が普通のような、そんな毎年の暑さです。
そういったなか、熱中症の危険性について連日のように報道されていますが、ここにきて新しい研究結果が注目を集めています。
「熱中症と白内障」との関係です。
金沢医科大学のおよそ260万人を対象とした研究です。
熱中症になったことがある人はそうでない人と比較すると、5年以内に白内障になる可能性がおよそ4倍高くなることがわかりました。
人間の目の水晶体の内部にはタンパク質がありますが、このタンパク質が変質して固まったあと水晶体の濁りとなり、白内障を発症します。
タンパク質はもともと熱に弱いものです。
生卵を加熱した時を想像するとわかりやすいですが、すぐ目玉焼きになってしまいます。
そしていったん目玉焼きになってしまうと生卵には戻りません。
同じように、熱中症になると体温が上がることで眼球の温度も上がり、水晶体の中のタンパク質が変質して元の状態に戻らなくなってしまうのです。
そうして白内障の発症リスクが上がってしまうのです。
また、紫外線予防も重要です。
紫外線を多く浴びることによって目の水晶体内のタンパク質が変質して白内障につながります。
白内障は60代で4割、80代でほとんどの方が発症すると言われていますが、できるならば発症する時期を先延ばしにしたいものです。
この暑い夏、熱中症予防をすることは、将来の白内障予防にもつながります。
OS-1などの水分補給だけでなく、漢方薬の五苓散と黄連解毒湯を合わせた五苓黄解などでしっかりと予防していきましょう!